この記事では、ネガティブな感情について紹介します。
コーチングを学んでいる時って、ネガティブな感情が不要だと思いがちですよね。
ゴール達成に必要なエネルギーって、ネガティブな感情でもOKなんですよ。
ネガティブでゴール達成が出来る秘訣をお知らせ致します。
目次
1.ネガティブな感情をコーチングに使う
通常コーチングはポジティブな感情をゴールに載せます。
ゴールを達成した時の気持ちを、今の自分に持ってくる。
それが一般的なやり方ですが、実は裏技としてネガティブな感情を使う方法もあるんです。
今回は特別にその方法をお伝えしますが、あくまでも一時的な対処法なので、できれば使わないでくださいね。
1-1.感情は様々
人間の感情は大まかにネガティブなもの、ポジティブなものと分けることが出来ると思います。
楽しいとか喜ばしい、自分がウキウキしてくる感情はポジティブ。
逆に悲しいとか怒るというのは、ネガティブな感情です。
その他にも色々な感情はありますが、主にコーチングで使うのはポジティブな感情です。
現状の外のゴールを設定して、そのゴールに楽しいことや喜ばしいことなどの感情をくっつけて、ゴールを達成していることを疑似体験させる。
そうすることで現状のゴールを達成しやすくさせていきます。
ですがこのポジティブな感情をくっつける事が難しい。
なぜならコーチングを知る前までは、自分の感情を大部分をネガティブな感情が支配していたからです。
それをポジティブに変えましょうと言われても、自分が変わったと実感できるまでに少々時間がかかります。
だったらそのネガティブな感情を使って、さっさとゴールを達成しましょうと言うのが今回の記事です。
1-2.大きく飛躍する前の状態
非常に大きな成功や幸福感を感じる時、その前の段階では必ずと言っていいほど、人は大きくネガティブな感情になっています。
大好きな恋人とお付き合いする前、自分から声をかけて嫌われないだろうか?
この人に恋人がいたら、自分が変に思われないだろうか?
などネガティブな感情が自分の中に合ったはずです。
仕事の場面でも同じで、大きな仕事を任される前はプレッシャーで押しつぶされそうになったりします。
大きく前進する前の段階は、悪いことを考えたりしてしまいがちです。
それを跳ね除けて「自分にはきっと出来る」と前に進んでいきませんでしたか?
恐る恐るでも前に進んでいけたのは、最初にネガティブな感情ありきだからです。
万が一失敗したとしても、ダメージを最小限に抑えられる方法がネガティブに行動していくことなんです。
ネガティブな感情があるから、ポジティブに切り替えて行動できていけるんです。
1-3.相手に怒らず自分のゴールに怒る
ネガティブな感情の中で、行動力を1番持っているものそれは『怒り』のエネルギーです。
誰かに挑発されたり煽られて、何か行動を起こしたことはありませんか?
例えば「こんな事も出来ないの?」とか「これ位出来て当然だよね」なんて言われて、ムキになってお酒をたくさん飲んでしまった。
今はお酒を飲みませんし自分の価値観がしっかりしていますが、過去コーチングを学ぶ前、僕はありました笑
この怒りのエネルギーを使うことも、時には必要じゃないのかと思っています。
自分の為に行動していくことが難しかったとしても、利他的なことでは行動できたりします。
より多くの人達の事を考えられることがコーチングに求められるゴールです。
まずは自分がゴールを達成できるように行動できるようになる。
その為にはポジティブだけではなく、ネガティブな事柄でも動ける様になる事が必要です。
2.なぜネガティブをコーチングに使うのか?
通常コーチングでは、ポジティブな感情だけを使います。
それが正しいやり方です。
ですがあまりにもhave toが長かったりすると、博士の言葉を額面通りにしかとらえられなくなり、応用を効かせられない状態になってしまいます。
現状の外のゴールを達成するために必要なことは、行動するエネルギーです。
2-1.人間はネガティブな感情を強く持つ
人間はポジティブな記憶をあまり強く覚えてはいません。
ネガティブな記憶とポジティブな記憶、強く残るのはネガティブな方です。
ネガティブな記憶は大昔、人間が原始人だった時代までさかのぼります。
人がまだ原始人だった時代、何が危険なのかがまだ分からなかった時、自分たちの命を守る考え方がネガティブだったんです。
あの蛇に噛まれたら命がないとか、あの洞窟には化物がいるとか、全て自分たちの命を守るために共通していた感情がネガティブです。
今でも大昔の記憶として残っているので、ネガティブに考えるということは、自分の命を守っていると捉えることが出来ます。
ですが今ではその辺りに毒蛇はいないし、サーベルタイガーが出てくる洞窟も無いわけです。
仕事に失敗しても命を取られることはありません、ブラック企業で働いていたら別ですが。
ネガティブな感情は人間の命を守る感情だと思えば、逆にあっても良いんだと思えてきますよね。
2-2.ポジティブに考えられないなら
最終的にはポジティブになっていきます。
セルフトークを常にポジティブなものにして、ポジティブなことにフォーカスしていたら。
そうなるまでには多少なりとも時間はかかりますし、自分のマインドブロックを外せていけるかも重要です。
ネガティブとポジティブの比率を見た時に、ポジティブを多くしていくことがコーチングです。
あまりにネガティブは駄目だと思いこんで、ポジティブをhave toに感じていませんか?
そんな時はネガティブで何が悪いんだと開き直ってみましょう。
ポジティブ?ふざけんな!って思うと、エネルギーが湧いてきませんか?
このエネルギーを行動に起こせれば、ゴール達成って出来そうな感じがしてきませんか?
2-3.ネガティブとポジティブのバランスを見る
コーチングに必要なことはバランスです。
ゴール設定でも、バランスホイールが重要かを繰り返しお伝えしています。
感情もネガティブとポジティブのバランスが重要です。
ネガティブな感情の時、例えば飼っていたペットが亡くなったり、親しい人に不幸があった。
そんな時に無理矢理にポジティブになれなんて言えません。
ネガティブな状態になってしまいますし、それが人間の行動として正しいと思います。
ただ必要なのは、いつまでも悲しんでもいられないという事です。
ご飯を食べる必要はあるし、仕事をしている人は仕事もあるでしょう。
悲しみに暮れている時も、時間は止まってはくれません。
ポジティブが多い人生を送れるようにする、それがコーチングです。
3.サラリーマンの頃に使ったネガティブエネルギー
僕がまだコーチングを知らない時に、実際に使っていたネガティブエネルギーをお伝えします。
今思うと、ネガティブな感情を上手く使えていたと思えます。
ずっとネガティブな感情を持つことは出来ないので、途中でポジティブに変換していきましたが。
ポジティブに考えて行動できない時は、いっその事ネガティブなエネルギーを1時的にですが使っちゃいましょう。
3-1.店長の仕事が遅かった
秋葉原で販売の仕事をしていた時の話です。
ちょうどその時、インターネットの物販が流行り始めた頃で、楽天市場なんかがブイブイいわせていた頃です。
最初は自分たちでサイトを作ったこともないので、とりあえず試行錯誤をしながらヤフーショッピングに出店してみました。
HTMLも分からないですし、画像データもいじったことはないので全てが手探りの状態です。
売上を上げるために、何でもやってみると意外とエフィカシーが高かったことを覚えています。
最初は店長がヤフーショッピングを触っていました。
ですが店長の仕事と言うのは意外と多く、売上の管理から在庫の管理、お金の計算などの他にHTMLなども勉強していく状態です。
そんな状態なので、ヤフーショッピングの仕事がなかなか始まらない。
始まらないから終わらない。
いい加減にイライラしてきて「僕にヤフーショッピングをやらせて下さい!」と直訴しました。
その時の感情は店長の仕事の遅さに対する『怒り』のエネルギーです。
3-2.店長の仕事を奪い
怒りをエネルギーに行動していった結果、どうにか形になってきました。
ネットの仕事はアナログ的な仕事と違って、ぼたん1つで商品を変更したり、画像を変えたりが簡単に出来ます。
店長は慎重に行きたかったのでしょうが、そんな事よりもとにかく売上を上げたかった僕はスピード重視で商品をアップしていきました。
その怒りのエネルギーが、僕の行動を変えていきます。
僕がどんどん仕事を覚えていって店長も安心したのか、その店長が他店舗の店長にと、店長昇進の話を社長に持っていったようで僕も違う店舗の店長に昇進していきます。
グループで何店舗かあって、社長にも気に入られていたその店長は次期社長にとの話も出ていました。
がその店長は、なぜかその話を蹴ります。
そして辞めて行ってしまいました。
何年後化にはたまたまご飯を食べる機会があり何で社長を蹴ったのかを聞くと「プレッシャーが嫌だった」と言っていました。
3-3.ゴールを更新し続けていたら
面白い店長で面倒見も良かったので、きっと社長になるだろうと思っていたのに。
社長の話を蹴って辞めていったその店長をみて、また怒りのエネルギーが湧いてきました。
だったら僕がお前の代わりに上まで行ってやるわと、当時は本気で思っていました。
結果的にはHTMLやCSSを覚え自分がWEBショップを統括する立場にまでなって、部長という肩書で仕事をするようにまでなりました。
店長に対する怒りのエネルギーが無かったら、ここまでの行動は出来なかったと思います。
ネガティブなエネルギーって、ポジティブなエネルギーにも匹敵しますよね。
相手に怒りをぶつけて殴ってしまうと言うこともありますが、ネガティブなエネルギーをうまい具合に使えば行動にも結びつきます。
現状の外にゴールを設定して行動していく。
ポジティブなエネルギーを使っていけない、そんな時は、なんでこれだけヤッても行動できないんだ!
クソッタレとネガティブなエネルギーを時には使ってみても良いかもですね。
4.まとめ
いかがでしたか?
今回は『ネガティブな感情は本当にセルフコーチングに必要ないのか?』をお届けしました。
コーチングではポジティブな感情ばかりが取り沙汰されますが、ネガティブな感情も使い方によっては行動を生むことが出来ます。
気をつけたいのはポジティブな感情が最終的には大事だということです。
ネガティブに取り込まれないようにしていきましょう。
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